映画「社長シリーズ」のまじめな秘書役などで大活躍した俳優・小林桂樹さんが、16日心不全のために亡くなった。
86歳だった。
小林さんは7月に軽い肺炎を起こし入院、猛暑だったこともあり病院で生活を続けていたそうだ。
高齢ということもあり徐々に体力が衰え、家族に看取られて息を引き取った。
親族の希望で密葬が行われ、18に正式に発表された。
今年3月に開かれた小野ヤスシさんの芸能生活50周年のパーティーの発起人として登壇したのが、公の場に姿を見せた最後だった。
「社長シリーズ」で個性ある名演技を見せていた森重久彌さん(09年、老衰96)、加藤大介さん(75年、結腸癌64)、三木のり平さん(99年、肝腫瘍74 )も亡くなっている。
小林さんが俳優デビューしたのは戦時中だった。
しかし、すぐに出征し、本格的に俳優を志したのは復員してからだった。
高度成長期の日本を代表するようなサラリーマンを演じたら右に出るものがいなかった。
特に、「社長シリーズ」では、森繁さんが演じた、浮気ものでお人よしの社長に、実直で融通のきかない秘書役などは、小林さん以外考えられなかった役どころだった。
シリアス、サスペンスな作品にも出演し、中村勘九郎(現勘三郎)と吉沢京子の初ロマンスが話題になった映画「幻の殺意」も、大きな話題になった。
出演映画作品は250本を越え、テレビドラマでも「赤ひげ」などの名作が残っている。
最近では、使いやすい携帯電話のCMにも出演していた。
ああ、合掌。
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