歌舞伎俳優・市川海老蔵(33)に暴行を加え、重傷を負わせ傷害罪に問われた元暴走族・伊藤リオン被告(27)の第2回公判が行われた。
被告人質問でいとう被告は「今思えばやり過ぎた。軽率な行動を取ってしまい、反省している」と、話した。
暴行に至った経緯は「海老蔵さんが一緒に飲酒していた元暴走族リーダーの男性 (29)に酒をしつこく勧め、髪をつかんで揺さぶるなどしていた。このため『やめてください』と、海老蔵さんと元リーダーの間に割って入った」という。
弁護士との一問一答は「海老蔵さんはそのとき、どのような状態でしたか」
伊藤「自分の胸ぐらをつかみ、灰皿を持っていました」
弁「海老蔵さんはどちらの手であなたの胸ぐらをつかみ、どちらの手で灰皿を持っていましたか」
伊藤「多分、左手で胸ぐらをつかみ、右手で灰皿を持っていたと思います」
弁「灰皿の形状は?」
伊藤「丸いものでした」
弁「金属製のもの?」伊藤「はい」。
消え入るような小さな声だった。
弁「灰皿を持って向かって来られ、海老蔵さんから攻撃されると感じましたか」
伊藤「思いました」
弁「ここで逆に、○○君(元暴走族リーダー)が割って入ったのですか?」
伊藤「はい」
弁「○○君は何か言っていましたか」
伊藤「『後輩なんでやめてください』と」
弁「そうしたら?」
伊藤「そうしたら、海老蔵さんが頭突きをしました」
弁「そのとき、海老蔵さんは、まだ灰皿を持っていましたか」
伊藤「そうですね」
弁「灰皿を持ったまま、頭突きしたということですか」
伊藤「はい」
弁「頭突きをしたときに、あなたはそばで見ていたと思いますが、どの辺りに当たっていましたか」
伊藤「鼻だったと思います」
弁「海老蔵さんの頭は、どのへんが当たっていましたか。○○君はどうなりましたか」
伊藤「そのまま後ろに下がって、ソファに倒れ込みました」
弁「血は出ていましたか」
伊藤「はっきりは分かりませんが、出ていたような感じがします」
弁「そのとき、どう思いましたか」
伊藤「灰皿を持っていたので、今度はそのまま灰皿で殴られると思い、助けなきゃと思いました」
弁「助けるだけの気持ちでしたか? 腹が立つ気持ちはありましたか」
伊藤「それまでのいろいろな行動で、そういう気持ちもありました。“ひどいな”という思いもありました」
弁「(現場の)6階(飲食店)から11階に行く間にもいろいろあり“ひどいことをするな”と思ったということですね。自分の気持ちを抑えていたのですか。あなたが止めに入ったのは、海老蔵さんの態度があまりにひどいと感じたからですか」
伊藤「はい」
弁「さっきビデオに○○君(元暴走族リーダー)を運び出す様子が写っていましたが、抱えられて倒れるなどしていて、相当ダメージがあったのですか」
伊藤「お酒を飲んでいるのもあったし、いきなり頭突きされ、またフラフラになっていました。衝撃がすごかったので」
と、当時の様子を生々しく証言。
被告「そのときは海老蔵さんの行動が普通ではなく、何をするか分からない状態でしたが、今思えばやりすぎてしまった。自分が体を使って止めれば良かったと思います」
弁「あなたは、これまでも傷害罪で有罪判決を受けており、慎重に行動しなければならない立場なのに、やりすぎたという思いはありますか」
伊藤「はい。今思うと、軽率な行動を取ってしまいました」
弁「いったん収まり、海老蔵さんはその後、どうしましたか」
伊藤「“俺も悪かった”というようなことを言っていました」
弁「海老蔵さんは倒れていたということですか」
伊藤「倒れて、その後、○○君と話していました」。
この後、元暴走族メンバーらは、海老蔵を残して現場を後にしたらしい。
弁「さっきビデオに○○君を運び出す様子が写っていましたが、抱えられて倒れるなどしていて、相当ダメージがあったのですか」
伊藤「お酒を飲んでいるのもあったし、いきなり頭突きされ、またフラフラになっていました。衝撃がすごかったので」
弁「ビデオに海老蔵さんは写っていましたか」
伊藤「判断が難しいですが、多分、海老蔵さんらしき人が走り抜けていきました」
弁「後ろをね」
伊藤「はい」
弁「今は(海老蔵さんに)どう思っていますか」
伊藤「大けがをさせてしまっただけでなく、社会的にも経済的にも迷惑をかけてしまいました。歌舞伎界の方々やいろいろな関係者にも、本当に申し訳なく思っています」
弁「今は反省していますか」
伊藤「はい」
弁「示談が成立して、海老蔵さんはあなたを許すと言っていますが、それについて感謝していますか」
伊藤「はい。感謝しています」という、やり取りが続いた。
これだけ海老蔵の会見と食い違いを見せた裁判。
検察側は「頭突きをされたという元リーダーらの供述内容は信用できず、暴力を振るわなくてはならない緊急状態だったとは言えない」と主張。
「市川さんに芳しくない行動があったのは確かだが、一方的に殴り付けたのは 悪質で、刑事責任は重い」と述べ、懲役2年を言い渡した。
微妙な求刑で、執行猶予が付くか着かないかギリギリのところだろう。
しかし、ここまで、食い違いを見せてしまったことで、海老蔵の復帰が囁かれている5月は全く無くなった。
「事件前と少しも変わらない」と言う弟子の声を真摯に受け止めることが出来ての復帰になるのはまだまだ、先に伸びそうだ。
たしかにてを出したほうが悪いに決まっているが、それにしても、酒癖の悪さと、高慢な態度はか天下一品だ。
これじゃ、弟子もたまらない。
お笑芸人も海老蔵の暴言・行動に3回も我慢したと言うし、某テレビ局の社長も、一触即発の状態になったこともあった。
そのときなら、あんな大怪我をしないですんだ。
彼らは喧嘩のプロじゃないからな。
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