社長解任騒動で揺れる歌手・小林幸子(58)が、17年間所属したレコード会社「日本コロムビア」と契約解除することが明らかになった。
6月6日に発売予定だった「絆坂」の発売延期。
コロムビア関係者によると「元社長ら側近とケンカ別れしたイメージが生まれてしまい『歌のテーマの“絆の温かさ”を伝えるのは困難』とレコード会社が判断して延期になったようだ。会社は、ほとぼりが冷めるのを待っていたんですけどね。本人が痺れを切らしてしまったんでしょう」という。
「ウソツキ鴎」でデビューしたのは10歳だった。
天才歌手、美空ひばりの再来といわれたが、ヒット曲に恵まれず芸名も所属レコード会社も変わりながら15年耐え続けてきた。
79年にワーナーミュージックから発売した「おもいで酒」が大ヒット、今日に小林が生まれた。
しかし、ワーナーが、演歌部門を撤退することになり、96年に古巣のコロムビアに戻ることになった。
リストラされた小林にとってコロムビアは、救いの神だったはずだ。
音楽関係者は「小林は『紅白』のことを考えていて、9月までに新曲を発売しないと間に合わないと思っている。だから、レコード会社が決まらなければインディーズでと考えているようです」と言った。
新曲を発売すれば「紅白」出場。
演歌雑誌の編集者は「今年の『紅白』は、まず無理。出られませんよ。幸子に焦りがあるようですけど、彼女の曲が売れる保証もない。CDの発売枚数だけを考えたら、数年前から出場資格は無いですよ」と。
厳しい状況に追い込まれている中での元社長、元専務との破局。
恩義あるレコード会社との契約解除で、小林の歌手活動に暗雲が立ち込めてしまったのは間違いない。
小林の仕事に口出しをする亭主を選んだことが、小林の歌手人生を大きく変えたことになった。
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