NHK「紅白歌合戦」の舞台裏。
何と制作費は約3億円。
一番かかったのは、MISIA(34)がアフリカ南西部ナミビア共和国・ナミブ砂漠から登場し衛星生中継した6分間だ。この中継経費が約6千万円。由紀さおりさんが、米国から中継したのが1千万円以上。ふたりで、制作費の5分の1以上を使ったことになる。
だから当然このしわ寄せが他の歌手に降りかかる。ほとんどの歌手がカラオケで歌うことになったようだ。前の年より0.9%視聴率が上がったて42.5%獲ったと評価されているようだが、その一方で、お年寄りや日本の演歌を大切にしているテレビ東京「年忘れにっぽんの歌」だって7.8%もある。こちらの制作費は3千万円ぐらいじゃないの。
で、「紅白」出場歌手の事務所関係者は「バンド代もダンサーの数も減らして経費を削減していたのが、楽屋にいてもよく分かりましたよ。歌手の人数は、AKBなどで圧倒的に多かったのに。ただ、あのステージで、カラオケでは歌いづらいとウチの歌手も言っていたよ」と、話してくれた。
そして、歌手にとって気の毒なのは、毎分視聴率だ。
誰が歌っているときに視聴率がいいか、ということだが、他局との数字をあわせないと、実際の数字は分からない。他を見ていて、CMに入ったからNHKにしたという人もいるだろうし。1%~2%の違いは、そのときのタイミングだと思うよ。開会宣言で25%だった番組が、トップバッターの浜崎あゆみが歌って、いきなり7.1%上げているのが凄いぐらいだ。それ以外は、上げても下げてもたいしたことはない。
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